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足の外側が痛い短腓骨筋腱付着部炎とは?

短腓骨筋腱炎の原因と治療法

短腓骨筋腱付着部炎イメージ

短腓骨筋腱炎 (たんひこつきんけんえん) 、短腓骨筋腱付着部炎 (たんひこつきんけんふちゃくぶえん) とは、足の外側部分に痛みが出る疾患です。

短腓骨筋腱とはどこにあるのか?

短腓骨筋腱はひざ下の腓骨 (ひこつ) という骨から足の第5中足骨基部という足の外側真ん中部分の出っ張った骨の所までを繋いでいて、足首を伸ばしたり (伸展 / 底屈) 、外側に捻ったり (外反) する動作を行います。

短腓骨筋腱付着部

短腓骨筋の走行は、足のひざ下の横から真っ直ぐ下に向かって行き、外くるぶし (外果) とアキレス腱の間を抜けて足の外側に付きます。


短腓骨筋腱付着部炎の症状

  • 立ち上がった際、足の外側が痛い
  • 起床して歩き出すと足の外側が痛い
  • 足の外側を押すと痛い
  • 足を強く曲げると外側が痛い
短腓骨筋腱付着部炎は足の外側の出っ張った部分に限定して痛みが出ます。

特に朝起きてから歩き出しが非常に痛みが出やすく、しばらく歩行していると徐々に痛みが弱まる傾向があります。その点で足底腱膜炎 (そくていけんまくえん) の症状と似ているため注意が必要です。

体重が足の外側に強くかかるために発症する事が多いので、足裏の薬指や小指の付け根部分にタコが出来ている事もよく見受けられます。

また、安静にして痛みが軽減したとしても短腓骨筋腱付着部に負担がかかる原因を改善しなければすぐに再発してしまいます。

足底腱膜炎について詳しくはこちら ⬇︎
足底腱膜炎アイキャッチ歩くと踵が痛い足底腱膜炎の治し方

注意
短腓骨筋腱付着部炎は体重がかからなければほとんど痛みはありません。

痛みの原因は何か?

短腓骨筋腱付着部炎の原因で多く目にするものは足の外側に重心がくる癖がある場合です。

つまり体重が足の外側に偏ってかかっている状態で、次のように様々な要因があります。

  • 先天的 (生まれつき) に足を外反する動きが固い方
  • O脚
  • ガニ股
  • 地面を蹴るように歩く
  • 体重が急に増えた
  • 立ち仕事
  • 扁平足
  • 過回内 (かかいない) 変形

これらの内、自身で治せるものと治せないものがある事がお分かりいただるかと思います。

ガニ股や地面を蹴って歩く癖、体重、立ち仕事などは頑張れば何とか改善できそうです。問題なのは生まれつきやO脚など骨格から発症するものです。

過回内変形とは扁平足などにより足首が内側に曲がった状態を言います。過回内変形では足の外側に強い負担がかかります。

似ていて間違えやすい疾患
足底腱膜炎、リスフラン関節靭帯損傷、第5中足骨基部骨折 (ゲタ骨折)

短腓骨筋腱付着部炎の調べ方

短腓骨筋腱の付着部に痛みがあるかどうかを調べます。付着部は足の外側の小指から踵 (かかと) を結んだ真ん中の骨が出っ張った部分です。

この部分に上記のような短腓骨筋腱付着部炎の症状がある時、足の甲を手で押さえた状態で力を入れて足首を反ってもらいます (背屈といいます) 。

手で足首が反る動きに抵抗を加えて短腓骨筋腱の付着部に痛みが出ればほぼ確定です。(ただしリスフラン関節靭帯損傷でも陽性となる事があるため、外傷の有無を確認します)


短腓骨筋腱付着部炎の治し方

短腓骨筋腱付着部炎は前述のように原因が多いため、それぞれに対応した治療が必要です。

全ての原因に共通しているのは足の外側に体重が偏ってかかっていると言う事です。基本的にはこの部分を改善する事が根本治療になります。

1. インソール

比較的簡単に対処できるインソールがおススメです。インソールを選ぶ際、足の外側を高くして内側に重心を持っていきたいところですが、過回内足となり足首が内側に出っ張る変形が起こりやすくなるので避けるべきです。

インソールの種類は多数あるのでウォーキングやジャンプ競技用のものを選べば無難です。

2. ヒールパッド

ヒールパッドはインソールが足の全面に対して踵 (かかと) 部分だけのものを指します。

踵が上がる事で短腓骨筋腱が弛緩して付着部への牽引力が弱まります。また、足裏外側への衝撃も緩和します。

3. サポーター

ここでのサポーターはアーチサポーターになります。アーチサポーターは土踏まずを支える役目があり、足本来の衝撃吸収機能を助けます。

ただし、サポーターを着けている間の対処療法に過ぎず根本的に足のアーチを作る事にはなりません。

短腓骨筋腱付着部炎に対しては痛みが治まるまでの効果として使用するので利用価値はあります。

4. マッサージ

足の下腿 (ひざから下の部分) に短腓骨筋があるので、ここの筋肉をほぐして緊張を取り除き血流を良くする事で第5中足骨に付着しているこの筋肉の腱の緊張を和らげる事が出来ます。

ただ、このマッサージは足の外側に体重がかかる事で痛みが出た短腓骨筋腱付着部炎のように、地面との圧迫から生じる痛みに対しては効果が薄くなります。

再発しないために…

短腓骨筋腱の付着部に負担がかかってしまう原因は多様で人により異なります。

痛みを繰り返す場合、ご自身がどの原因で発症しているかを判断して対処する事が再発防止になります。

例えば、体重が急に増えたとか、立ち仕事、歩き方の癖など見直せる部分を探ってみましょう。

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