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舟状骨骨折後遺症 / 手の付け根の痛み

舟状骨骨折の後遺症

しゅうじょうこつこっせつのこういしょう

舟状骨 (しゅうじょうこつ) とは、手首の小さな8つの骨の中で、1番大きな船型の骨です。

舟状骨は血流が乏しく、骨折すると人体で治癒期間が最も長い骨折の1つ(約3か月)であり、後遺症を残しやすい骨です。

舟状骨骨折の症状は?

舟状骨が骨折していると、手を衝くと手首が痛い、強く握手すると痛む、たばこツボを押すと痛みが強いなど特有の症状があります。

MEMO

たばこツボとは、親指を反らした時にできる長母指外転筋短母指伸筋で作られた手首の凹みの部分です。

数年経ってもこのたばこツボを押してみて痛みがあり、上記のような症状があれば、これは舟状骨が
偽関節

となって治癒している可能性があります。

舟状骨骨折の原因

舟状骨骨折は転倒など強く手を地面に衝いて起こることがほとんどです。

手を地面に衝く事は子供の頃から頻繁にある事なので、いつのまにか舟状骨が折れてたというケースが非常に多いです。

注意

舟状骨骨折はレントゲンでも特殊な撮り方をしないと発見されない事が多いので注意が必要です。



舟状骨骨折の病態

舟状骨は手の親指 (足にも舟状骨はあります) の付け根と手首を関節している骨で、舟状骨を栄養する血管は細く、わずか一本しかありません。

骨折時にこの血管が同時に切れてしまうと、まず骨はくっつきません。つまり、骨が折れたまま治る偽関節 (ぎかんせつ・関節でない部分が折れて関節のようになったもの) となってしまいます。

偽関節について詳しくはこちら ⬇︎
骨折した骨がくっつかない理由は?偽関節の骨移植治療

舟状骨骨折の治療法

通常、舟状骨骨折は12週間 (3ヶ月) のギプス固定が必要です。それで骨がつかなければ手術で骨を繋ぎ止めます。

受傷時、手の捻挫と思い放っておいたらいつまでも痛い偽関節になっていたと言う方は非常に多いです。

数十年間痛みがあるがなんとなく使っていたと言う話も聞きます。

この場合、骨はすでに自然治癒しないので外科的に骨をネジで繋ぎとめるか、そのまま使い続けるかの二択しかありません。

手を衝くと痛い症状がある方は舟状骨骨折の後遺症を視野に入れてみてください。

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偽関節 (ぎかんせつ)

骨折した骨がくっつかず、離れたまま治ってしまったこと。

折れた部分が関節のように動く状態で治り、そのまま骨が付く事がなくなってしまったもの。