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頭の表面の一定間隔にズキズキする痛みは?

頭の表面の痛み

普段、特に原因がなく頭の表面に痛みが出たことはありませんか?

これはいわゆる頭痛とは違い、大きく分けて次の2つに分類できます。

2つの痛み
  1. 後頭神経痛(こうとうしんけいつう)
  2. 帯状疱疹(たいじょうほうしん)

それでは一つずつ見ていきましょう。

1.後頭神経痛

後頭神経は首の後ろの一番頭に近いところ、(つまり後頭部です)から頭の後ろをてっぺんに向かって走る神経のことです。

この神経が興奮し過敏になると、頭の表面が数秒おきにピリピリ・ズキズキと痛みます。この痛みは一瞬ズキッと強い痛みが走りそれが数日から1週間ほど続きます。

頭の表面を指で押しても神経が過敏の状態が強いと痛むこともあります。

特に首の骨の一番上を押すとかなりの痛みが出るものが多いです。

後頭神経痛の原因は何でしょうか?

  1. 悪い姿勢(神経の圧迫)
  2. 寝違え
  3. ストレス
  4. 疲れ・寝不足 など

なぜ姿勢が悪いと後頭神経痛が出るの?と思われそうですが、首の周りは多くの神経があり、首を動かすことでこの神経が圧迫されたり傷ついたりします

通常の首の形ではこの神経は圧迫されにくいですが、猫背で首が反り返っていたり、首の形がまっすぐなストレートネックと呼ばれる状態(首の形は正常では緩やかに前に曲がっています)、その他、首の背骨の形が加齢や過度の運動で変形していたりして、首を動かすことにより神経の通り道が狭くなって圧迫が起こるのです。

その他はお馴染みのストレスが原因になるとも言われています。

後頭神経痛の治療は?

基本的には1週間以内で自然治癒することが多いです。それでも数秒おきに連続した瞬間の痛みが続くので非常に辛いです。(私も経験者です(泣))我慢できない場合は神経の興奮(炎症)を抑えるため後頭部を冷やす事が良いとされています。

ただし、冷やすと痛みが増す場合は無理に冷やすのは控えたほうが良さそうです。

その他効果的な治療は、首の一番上の骨をゆっくり時間をかけてほぐしていく事です。

触った瞬間から数分は過敏になった神経が首の骨にも痛みを広げているため強い痛みがありますが、筋肉の緊張が緩んで首の関節の動きが次第に良くなると早期に痛みが取れることがあります。

病院では後頭神経に麻酔剤を注射して痛みを抑えてもらえます。ただ、何よりも姿勢や生活習慣を見直して神経痛の原因から治すよう努めましょう。


2.帯状疱疹

帯状疱疹って?

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は子供時代に水疱瘡(みずぼうそう)に多くの人がかかります。水疱瘡はウイルス性で、あの虫刺されのような水を含んだ赤いプツプツが体にできるやつです。

大人になってとっくに治ったはずの水疱瘡のウイルスは実は体の中で生き続けて、体力が病気やストレスで落ちてくると元気にまた活動し始めます。これが帯状疱疹です。

帯状疱疹は発疹(プツプツ)が必ず体の片側半分に出るので容易にそれと判別できます。

ただ、プツプツが現れる前から痛みが出る事が多く、元々体に潜んでいるウイルスなので病院へ行っても確定診断はプツプツが出るまで断定できない事が多いです。

帯状疱疹は体の神経に沿って痛みを伴うプツプツがたくさん出てきます。体の半分ならどこにでも出るため顔回りなどは失明の可能性や見た目の問題でかなり厄介です。

しかも完治して無症状となる方も多いですが、帯状疱疹後神経痛と言う痛みが長期間残ってしまう事も多いです。しかも帯状疱疹は全然珍しいものではなく、知り合いに一人や二人は経験者がいる身近な疾患です。

帯状疱疹による頭の痛み

帯状疱疹が頭皮に現れた場合、頭の表面がピリピリ傷みます。この痛みももちろん頭の片側半分だけに出ます。

帯状疱疹も放っておいて自然治癒してしまった方も見かけますが、後遺症を残す確率を減らすためにも早期に内科・皮膚科等を受診しましょう。

MEMO

頭の表面のピリピリ・ズキズキは頭痛ではなく後頭神経痛帯状疱疹の事が多いので、過労やストレス・姿勢など生活習慣を見直しましょう!

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