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ウォーキングはやり方次第では害も!?正しいウォーキングとは!

ウォーキングについて

近年の健康志向の上昇でウォーキングをする方が増えています。歩くことはもちろん体に良い事は周知の事実です。

ただ、ウォーキングを欠かさず継続している方にも体の故障が絶えない場合があります。なぜでしょう?

間違ったウォーキング

ウォーキングをしているのに体を頻繁に痛めたり体調が優れないのは「歩き過ぎ」という事が考えられます。

ウォーキングの効果は?

  1. 全身の血流改善
  2. 骨密度の増加
  3. 心肺機能の強化
  4. 椎間板の柔軟性

といったところでしょうか。全身的にはウォーキングは良いことに変わりはないです。

1〜3までは見てのとおりですが、4番の椎間板の柔軟性とは、背骨と背骨の間にある椎間板 (クッションのようなもの)に適度な刺激が加わると椎間板に柔軟性が出てきます。同じ姿勢や運動不足では、椎間板は固く変性し潰れ易くなります。

この椎間板が潰され飛び出てしまうのがヘルニアですね!

MEMO

ヘルニアとは飛び出すという意味です。



ウォーキングのやり過ぎによる弊害

  1. 関節症の進行
  2. 足底筋膜炎
  3. 脳梗塞・心筋梗塞のリスク
  4. 筋肉量の減少

こちらは一つずつ見ていきます。

1.関節症の進行

関節、特に膝(ひざ)関節はウォーキングで最も痛めやすい関節てす。体重を支え、地面との衝撃がモロに伝わります。

適度なウォーキングは平均的な体重の方であればそれほど膝への負担は少ないですが、歩き過ぎや肥満によって関節がすり減り炎症が起こります。

2.足底腱 (筋) 膜炎

足底腱膜(そくていけんまく)とは、足の裏の指の付け根から踵(かかと)までにピンと張った筋 (腱)の膜状のもの。足の縦アーチを保ち土踏まずを作っています。

無理なウォーキングや体重増でこの足底腱膜の特に踵の部分に過度なストレスがかかり痛みが出たものを足底腱膜炎と言います。踵の内側辺りを指で押してもかなりの痛みがでます。

3.脳梗塞・心筋梗塞のリスク

近年、統計上では朝起床して1時間以内にウォーキングをしていると脳梗塞・心筋梗塞のリスクが上がることが聞かれるようになりました。

早朝は体内の血糖値が低く、血液中に遊離脂肪酸が大量に増えると心臓に大きな負担がかかります。特に高齢者では心停止の危険があるようです。

注意

他に起床時に血圧が高くなる早朝高血圧があります。高血圧の方は特に早朝に血圧が高いことが多く、いきなりの運動は脳卒中などのリスクが高くなります。

4.筋肉量の減少

筋肉が減るとは意外かも知りませんが、ウォーキングは有酸素運動です。有酸素運動とは酸素を多く取り込みつつ、体中の糖質や脂肪をエネルギーに変えながら長時間持続する運動です。

この有酸素運動は脂肪が減るのはもちろんですが、筋肉量も落ちてしまいます。

MEMO

ダイエット目的のウォーキングはリバウンド防止のため、必ず別に筋肉トレーニングを行いましょう。

ウォーキングのまとめ

ウォーキングは習慣的に適度に行うと非常にすぐれた運動となります。しかし統計上、「1日に8000歩」までが健康的な歩数です。それ以上になると上記のような体への負担が大きくなり、逆に不健康となることがあります。

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